恋愛中は、相手の気持ちや今後の行方が何かと気になってしまい、普段はあまり興味を示さない人でも解決方法の手段として「占い」に頼りたくなる人も少なくありません。人の心は数字や形で明確に表現できるものではない分、確実性があると思われる何かに助けを求めたくなるのかもしれません。しかし、占星術、四柱推命、数秘術などその種類は余りに多様に及ぶのと、「星占いだったら相性はよかったのに、四柱推命だと全然良くない、一体どっちが本当なのかわからない」と更に混乱して不安を募らせてしまう事もあります。人間の性格、個性は想像以上に多様化しているもの。

そしてそれらを探るべく太古から研究が重ねられたのが「占い」なのですが、占術によって分析する方向性や、相性を探る際に重視する部分がそれぞれに異なります。人間同士でも、いくら互いに良好な関係でも「Aという事について話し合った場合気が合うけど、Bの件については正反対」というパターンは珍しくありません。占術でも同じことが言えます。つまり、人間の複雑なパーソナリティに対してスポットを当てる部分が違うのです。

だからこそ、結果がそれぞれに違う、という事が起こりうるのです。そのため、「違う人間同士気の合わない部分があるのは当たり前、それよりもずれのある部分に対してどう受け入れ、認め合っていくか」を大切にし、建設的な方向で占いを用いれば「相性が悪い」という結果が出たからと言って全てがだめなわけではなく、「すり合わせの努力が必要な点」と解釈すれば占いの結果に不安になったり悲観したりすることなく、何か問題が起きたときも大きく構えて物事の収拾にあたることができます。